{{category 電子工作}} !!!Avnet Xilinx® Spartan™-3A Evaluation Kit を引っ張り出して.. <該当製品> AES-SP3A-EVAL400-G いきなり別のキットの話題ですが、とうとう秋月(Avnet)からこんな安い Spartan6 キットが出る時代になりました。 Spartan-6 LX9 MicroBoard http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-05113/ さて、この Spartan6 キットには SDK (Altera の Nios II EDS 相当)のライセンスがついてきます。 いくつかあらかじめ生成された SoC イメージを Avnet からダウンロードし、その上でのプログラミングは可能ですが、EDK(Altera の SoPC Builder 相当?)はついてきませんので、CPU やその周りハードウェアの編集はできません。 Altera は NiosII の最下位で遊ぶ分には WebEdition で可能(=無料)なのに、Xilinx はけちくさいですね。 さて、ザイリンクスのアプリケーションノート XAPP1141 を見ますと、 EDK を使わずにあらかじめ生成された最小限の Microblaze インスタンスを生成して、自分で作ったロジックを組み合わせて遊ぶ方法が書いてあります。 Avnet にも、LX9 MicroBoard 上で XAPP1141 を実行するための注釈がアップロードされています。 そこで、ドキュメントに従って遊んでみましたが、LX9 MicroBoard 付属の USB JTAG I/F (Atmel の石が載っています) 経由の SDK デバッグはなぜか非常に低速で、はっきりいって使い物になりませんでした。当然プログラミングも低速です。 あまりにも遅いので、結局 Xilinx 純正の USB PlatformCable を使う羽目に。 さすがに純正ケーブルだとストレスなくデバッグや書き込みができますが、これじゃあ毎度馬鹿でかいライタを持ち歩かねばならず、デバッグ回路がついている意味がありません。 これは失敗したかな、と落胆しているときに、ふと思いついて、実験。 XAPP1141 の資料ファイルには Spartan3A 用の Microblaze も含まれています。 「XAPP1141 の内容を、昔遊んだ Spartan3A キットでまねしてみると、動作するのではないか?」 上記 Spartan6 キット付属の SDK ライセンスは、 あくまでも「デバイス限定 SDK ライセンス」ですので、こっそりと試してみてください(笑) 時代が変わり、表題の Spartan3A キット搭載の SPI ROM も Impact でサポートされています。 (.mcs を生成し、S25FL129 を選択すると焼けます) 昔のキットも引っ張り出して楽しめたので、なんだかちょっとお得な気分になりました。 参照:Avnet Spartan-3A Evaluation Kit を Config する